シックハウス症候群A
多彩な症状を示す「化学物質過敏症」の広がり
「シックハウス症候群」を研究するなかで、従来の中毒の概念では考えられないほどの微量の化学物質が人体に影響を及ぼすことが明らかになってきました。
「化学物質過敏症」と呼ばれる症候群で、きわめて微量の化学物質が人体の免疫・アレルギー系を混乱させ、多数の物質に対して過敏となり、全身にいろいろな症状がでてくるというものです。
疾患の程度には個人差がみられますが、中毒ではミリグラム(千分の一)、アレルギーはマイクログラム(百万分の一)で生じるのに対して、化学物質過敏症はさらに低い数億分の一から十億分の一グラムというわずかな量で生じます。
多量の化学物質にさらされたり、微量でも長期間にわたって特定の化学物質に触れつづけると、あるときからその化学物質に過敏に反応するようになります。
その後は他の極めて少ない量にも敏感に反応し、体に不調を訴えるようになります。専門用語で不定愁訴(ふていしゅうそ/正体のはっきりしない異常)といわれる症状を示すという特徴があります。
(静岡県作成 シックハウス症候群の資料より抜粋)